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金田一耕助視聴覚室
「ラジオドラマ、カセット文庫 他」

 のよりんさんの『配役宝典 in WEB』によれば、昭和20年代にもラジオドラマが放送されているとのことですが、これらについては調査が行き届いておりませんので、現在はリストには加えておりません。
 その他、このリストに洩れている情報や、詳しい資料を発掘された方がいらっしゃいましたら、ぜひともご一報をお願いいたします。

作 品 名
原作
放送日 放送局 脚本 おもな配役
時間 回数
びっくり箱殺人事件 1949/12/30 NHK   江戸川乱歩
 (深山幽谷)
木々高太郎
 (蘆原小群)
城昌幸
 (顎十郎)
香山滋
 (柴田楽亭)
山田風太郎
 (半紙晩鐘)
武田武彦
 (灰屋銅堂)
宮野叢子
 (紅花子)
柴田早苗
 (柳ミドリ)
水谷準
 (熊谷久摩吉)
大下宇陀児
 (細木原竜三)
島田一男
 (田代信吉)
高木彬光
 (野崎六助)
椿八郎
 (等々力警部)
楠田匡介
 (石丸啓助)
黒部龍二
 (ナレーション)
21分 単発
蝶々殺人事件
蝶々殺人事件
1950/05/05〜 NHK第2
「灰色の部屋」
   
   
八つ墓村
八つ墓村
1952/07/02〜07/23 NHK第2
「灰色の部屋」
  石浜祐次郎
永田光男
渡辺富美子
吉川佳代子
天野さく
楠義孝
林舞子
大阪放送劇団
30分 全4回
※ 『配役宝典 in WEB』の資料を参照いたしました。
悪魔が来りて笛を吹く
悪魔が来りて笛を吹く
1954/04/18〜 ? 新日本放送    
※ 情報提供:のよりんさん
 【本ドラマについての情報提供をお願いいたします】
獄門岩
1957/11/23〜12/07 ニッポン放送
「金田一耕助
探偵物語」
檀正夫 高塔正康
 (金田一耕助)
20分 全3回
悪魔のクリスマス
悪魔の降誕祭
1957/12/14〜12/28
20分 全3回
花園の黒蝶
花園の悪魔
1958/01/04〜01/18
20分 全3回
廃屋の鬼
廃園の鬼
1958/01/25〜02/08
20分 全3回
カルメンの死
カルメンの死(*)
1958/02/15〜03/01
20分 全3回
黒百合姫
黒蘭姫
1958/03/08〜03/15
20分 全2回
黒猫亭事件
黒猫亭事件
1958/03/22〜04/05
20分 全3回
壺を持つ女
柩の中の女
1958/04/12〜04/26
20分 全3回
扉の中の女
扉の中の女
(「扉の影の女」原形)
1958/05/03〜05/17
15分 全3回
※ 「金田一耕助探偵物語」に関しては、『新版横溝正史読本』の資料を参照いたしました。
イブの船出
クリスマスの酒場
1959/12/23 ラジオ東京
「スリラー劇場」
多々良肇 浦野光
外山高士
南恵子
中村栄二
30分 単発
※ 情報提供:のよりんさん
支那扇の女
支那扇の女
1964/02/04 NHK第1
「おたのしみ劇場」
松本守正 北村和夫
 (金田一耕助)
丹阿弥谷津子
 (朝井美奈子)
野田雄司
 (朝井照三)
北見治一
 (等々力警部)
29分 単発
完全犯罪にいどむ金田一探偵 ―横溝正史作「支那扇の女」
(NHK1 後8・01)
朝井美奈子はたぐいまれな美ぼうと膨大な財産を持ちながら、小説家朝井照三の後妻となった。照三は美奈子が明治時代、毒殺魔として知られた八木子爵夫人克子の遠縁に当たることを知り、美奈子に夢遊病の病歴があることを幸いに、あの手この手と美奈子が精神錯乱におちいるよう網をめぐらす。
そして仕組んだ犯罪が美奈子の手になったと思わせるのに九分九厘成功しそうになったとき、金田一耕助が登場する。金田一探偵はその事件の発端となった八木克子をモデルにした"支那扇の女”の絵の話をきいてから一つの疑問につき当たった。
(読売新聞 昭和39年2月4日の記事より引用)


※ 二松学舎大学が入手した横溝正史旧蔵資料に、本作のシナリオが含まれていたことより存在が判明。
シナリオでは放送日が昭和38年12月17日となっているそうだが、実際にはその日は江戸川乱歩「月と手袋」を放送。何らかの理由で翌年2月まで延期となったらしい。
出演者は全員文学座の俳優ばかり。
ちょうどこの時期、北村和夫や丹阿弥谷津子、北見治一らが所属していた文学座が、「喜びの琴」事件と呼ばれる分裂さわぎを起こしており、丹阿弥、北見も文学座を去っていたことに関係しているのかもしれない。
 
悪魔が来りて笛を吹く
悪魔が来りて笛を吹く
1975/08/11〜 NHK
連続ラジオ小説
佐久間崇
(音楽: 
坂本龍一)
宍戸錠
 (金田一耕助)
15分 全12回
1975/11/08 NHK
「文芸劇場」
推理ドラマ特集
土井行夫 佐藤英夫
 (金田一耕助)

溝田繁
 (磯川警部)
60分 単発
※ 基本的に原作に忠実な展開。聴きどころは流暢に岡山弁を話し、当時の流行歌まで口ずさむ磯川警部、やたらと落ち着いている「救心」金田一さん(しかも笑い声は「ふぁっふぁっふぁ」である)、暗〜い声で「はい」「そうでございます」くらいしかセリフのない(笑)女中のお杉。
悪魔の手毬唄
悪魔の手毬唄
1976/08〜 NHK
連続ラジオ小説
佐久間崇 緒形拳
 (金田一耕助)

長門勇
 (磯川警部)

林美智子
 (青池リカ)
15分 全12回
1987? TBS
ミステリーゾーン
津川泉 宮川洋一
小野武彦
寺田路恵
10分? 全1回?
面影双紙 1987? TBS
ミステリーゾーン
石井信之 橋爪功
樋浦勉
二木てるみ
世古陽丸
10分? 全1回?
八つ墓村
八つ墓村

ドラマCD「八つ墓村」
1996/07/15〜11/11 TBSラジオ
「角川ドラマ
ルネッサンス」
大野木寛 鈴置洋孝
 (金田一耕助)

佐藤正治
 (磯川警部)

戸田恵子
 (森美也子)

沖田浩之
 (寺田辰弥)

杉山佳寿子
 (小梅・小竹)

飯塚雅弓
 (里村典子)
30分 全18回
※ 30分のうち、前半はゲストへのインタビュー、後半約10分がドラマ
※ 本作はCDブックとして商品化されています。(現在廃盤)
※ ←てゆーか、ラジオドラマには豊川悦司、出てないじゃん(笑)
金田一耕助の冒険
悪魔の降誕祭
悪魔の降誕祭

ドラマ「悪魔の降誕祭」
1988/12/01 カドカワ
カセットブック
横田義彰 神谷明
 (金田一耕助)

八奈見乗児
 (等々力警部)

堀江美都子
 (服部由紀子)

家弓家正
 (服部徹也)

川島千代子
 (関口たまき)

藤田淑子
 (柚木繁子)
60分 単発
※ キャスト陣がとっても懐かしい。
表紙イラストは高河ゆん。
金田一耕助の冒険2
怪獣男爵
怪獣男爵(*)

ドラマ「怪獣男爵」
1989/02/01 カドカワ
カセットブック
横田義彰 神谷明
 (金田一耕助)

八奈見乗児
 (等々力警部)

柴田秀勝
 (怪獣男爵)

家弓家正
 (小山田博士)

塩沢兼人
 (史郎少年)

荘真由美
 (小山田美代子)
60分 単発
※ 「じぇ〜んこくの女子高生のみ・な・さ・ん」と同じノリの等々力警部、少年の声はさすがにキツい南斗水鳥拳の男、そして極めつけは、「や、や、や!」「怪獣男爵ッ、大人しく縛(バク)につけィ!」と台詞がやけに時代がかっている金田一耕助(笑)
冴羽遼やケンシロウというよりは、キン肉マンや毛利小五郎の方が近い!?
表紙の麻宮騎亜はいまや「宇宙戦艦ナデシコ」「サイレントメビウス」などですっかりメジャー化。

※参考資料 『新版横溝正史読本』創元推理倶楽部秋田分科会編 | 『推理SFドラマの六〇年』上野友夫(六興出版)

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